2010年 01月 27日
アールデコの事務所ビル
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私たちの事務所がある馬車道大津ビルは戦前に建てられたアールデコスタイルの建物です。アールデコスタイルはニューヨークマンハッタンで1920年代後半から30年代にかけて建てられた建物に多く採用された様式で、有名なエンパイアステートビルやクライスラービルがその代表です。日本では聖路加病院や新宿伊勢丹、東京都庭園美術館などが残っていますが、横浜では私たちの入るビル以外では松坂屋の建物がアールデコスタイルではないでしょうか。直線や曲線を使った幾何学的なパターンの装飾が特徴です。馬車道大津ビルはタイルを使ったレリーフの直線的な装飾ですが、シンプルに抑制が利いていて今でも十分魅力的です。
古い建物で何よりうれしいことは天井高が高いことで、小振りな部屋でも明るく開放感があり、一部にものを積み重ねて立体的に利用することもできます。このような装飾性や余裕ある空間には、つくられた時代やつくった人々の心のゆとりや豊かさを感じとることができるように思います。今のオフィスビルにはなかなか感じられないのが残念です。(ht)
古い建物で何よりうれしいことは天井高が高いことで、小振りな部屋でも明るく開放感があり、一部にものを積み重ねて立体的に利用することもできます。このような装飾性や余裕ある空間には、つくられた時代やつくった人々の心のゆとりや豊かさを感じとることができるように思います。今のオフィスビルにはなかなか感じられないのが残念です。(ht)
by wstn
| 2010-01-27 12:45
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