2016年 04月 11日
諏訪大社 御柱祭
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先日、長野県諏訪地方で行われた「諏訪大社下社御柱祭」を観に行きました。
御柱祭は日本三大奇祭のひとつとも言われ、数え年7年ごと(寅と申の年)に行われています。山中からモミの木の大木を16本切り出し、山から里へ曳き出す「山出し」が4月に、諏訪大社までの道中を曳き、御柱を4箇所の各社殿(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮)の四方に建てて神木とする「里曳き」が5月に、上社・下社それぞれで行われるお祭りです。
今回は下社の「山出し」を観覧することができました。
朝早くから、地区ごとの法被を着込んだ地元の人だけでなく、県外からの見学者も大勢集まり、山中に設置された観覧場へと向かいます。
観覧場への道はカラフルなテープで飾られ、振る舞い酒を出すテントなどもあり、お祭りへの期待感が高まっていきます。
小さな子どもも法被を来て準備万端!
砥川岸に設けられた観覧席
棚木場で1年間眠っていた御柱が、氏子たちによって里へ曳き出され、木落し坂の上に姿を現します。木落し坂は、最大斜度35度、距離100m、下から見上げるとそれ以上にも思える急斜面です。
観客も皆固唾を飲んで見つめるなか、木遣りがはじまり山中に響きわたります。たくさんの人を乗せた御柱が坂にせり出し、緊張の一瞬を待ちます。
氏子たちの気持ちがそろった瞬間、御柱を引き止めていた綱が、斧取衆(よきとりしゅう)によって断ち切られ、一気に坂を下っていきます!大勢の氏子たちが振り落とされないように御柱にしがみつく姿は圧巻で、会場中から歓声があがりました。
この綱を断ち切るという動作は、一度で断ち切らないと柱がまっすぐ落ちていかず、人を巻き込むような大事故につながるため、技術・タイミングが重要だそうです。
坂を下りた柱は注連掛(しめかけ)という場所まで曳かれ、1月後の里曳きまで安置されるようです。
自然を畏れ、神を敬う、勇壮なお祭りを体験でき、興奮がなかなか冷めません。社殿に建てられ「神」となった御柱も、ぜひ拝見したいと思います。
(スタッフrs)
御柱祭は日本三大奇祭のひとつとも言われ、数え年7年ごと(寅と申の年)に行われています。山中からモミの木の大木を16本切り出し、山から里へ曳き出す「山出し」が4月に、諏訪大社までの道中を曳き、御柱を4箇所の各社殿(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮)の四方に建てて神木とする「里曳き」が5月に、上社・下社それぞれで行われるお祭りです。
今回は下社の「山出し」を観覧することができました。
朝早くから、地区ごとの法被を着込んだ地元の人だけでなく、県外からの見学者も大勢集まり、山中に設置された観覧場へと向かいます。
観覧場への道はカラフルなテープで飾られ、振る舞い酒を出すテントなどもあり、お祭りへの期待感が高まっていきます。
小さな子どもも法被を来て準備万端!
砥川岸に設けられた観覧席
棚木場で1年間眠っていた御柱が、氏子たちによって里へ曳き出され、木落し坂の上に姿を現します。木落し坂は、最大斜度35度、距離100m、下から見上げるとそれ以上にも思える急斜面です。
観客も皆固唾を飲んで見つめるなか、木遣りがはじまり山中に響きわたります。たくさんの人を乗せた御柱が坂にせり出し、緊張の一瞬を待ちます。
氏子たちの気持ちがそろった瞬間、御柱を引き止めていた綱が、斧取衆(よきとりしゅう)によって断ち切られ、一気に坂を下っていきます!大勢の氏子たちが振り落とされないように御柱にしがみつく姿は圧巻で、会場中から歓声があがりました。
この綱を断ち切るという動作は、一度で断ち切らないと柱がまっすぐ落ちていかず、人を巻き込むような大事故につながるため、技術・タイミングが重要だそうです。
坂を下りた柱は注連掛(しめかけ)という場所まで曳かれ、1月後の里曳きまで安置されるようです。
自然を畏れ、神を敬う、勇壮なお祭りを体験でき、興奮がなかなか冷めません。社殿に建てられ「神」となった御柱も、ぜひ拝見したいと思います。
(スタッフrs)
by wstn
| 2016-04-11 18:01
| rs
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